2013年1月26日にジャッジ副委員長が福島地域で働く東京電力女性社員と同社福島復興本社で懇談会を行いました

2013年1月26日

  • ジャッジ副委員長が、放射線防護管理や防災安全業務、原子炉保全などの仕事に取り組む東京電力の女性社員5名と懇談しました。
  • 懇談会においてジャッジ副委員長は東京電力の女性社員を激励しました。主な発言内容は以下の通り。
  • 私はもともと弁護士の仕事をしており、その観点からいろいろな事業会社・政府関係の仕事を手伝ってきて、この10年は原子力分野で職責を果たしている。以前英国原子力公社の会長をしており、今は名誉会長として世界中の原子力業界に対して、除染や廃炉を含めて、助言をする立場にある。英国原子力公社の会長時代から、あわせて約20年間、ロンドンで仕事をしている。その前はアメリカで証券取引委員会の委員もつとめ、政府の仕事も長くしてきた。母でもあり、夏に結婚を予定している息子が1人いて、早く初孫に会えるといいな、と思っている。
  • もうひとつだけ申し上げたいのだが、皆さんそれぞれが、こうありたい(夢)、という人の姿だと思う。私の母は87歳まで大学で学長をしていた。女性が長く仕事を続けるということ、皆さんもそうであるように、自分の仕事を全うする、できるだけ長く仕事をするというのは、女性の憧れだと思う。何も他にすることがないから、とか、1人だから、とか、経済的な理由だけでなくとも、優秀な女性にはどんどん働いて頂きたい。母からの直伝で私は「女性は長く仕事を続けてほしい」とずっと言ってきた。私は、原子力分野で仕事をしている方をみると、原子力というとすぐに男性のイメージが浮かぶ中で女性が頑張っているということは、多くの人の憧れの対象だと思う。
  • そして私が、東京電力の原子力改革監視委員会の副委員長として、女性として、皆さんのように、3.11を通して頑張っておられる女性の方達、本当のヒーローたる方々に会えた、ということは嬉しい。復旧においても皆大活躍されていると聞いている。今日は皆さんにお会いする前に、東京電力が世界最高水準の安全をさらに向上させるべく実施しているさまざまな努力を実際に見た後、皆さんとお会い出来たことを特に嬉しく思う。
  • 世界最高水準の安全向上策を実施する中で、皆さんはまさに重要な職責を果たしておられる。東京電力は皆さんのような方々が重要なポジションにいるのを、とても誇りに思っていると思う。私は常々言っている、もっと女性が原子力の世界で活躍して欲しいと。まさに皆さんはその代表である。