第2回原子力改革監視委員会

2012年12月14日

委員長開会挨拶

(クライン委員長)
前回の委員会から、かなりの進捗を見ることが出来た。東京電力がオープンに忌憚のないかたちで情報を提供してくれたことに感謝している。委員として単刀直入にコメントをし、提言をする所存だが、それに対して東京電力がオープンに応えてくれている。本日も東京電力からアップデートされた情報が提供されるものと期待している。

各委員から一言

(ジャッジ副委員長)
2ヶ月に渡って様々な活動をしてきたが、東京電力原子力改革特別タスクフォースのメンバーから十分なサポート得た。私ども委員会の目標は、東京電力が世界一流の電力会社になることであり、その目標に向かってこれからも進めていくことを考えている。私は自主規制分野を担当しているが、他国のプラント情報も含めて、原子力発電事業のあり方について意見交換してきた。提言については本会合の後半で行いたい。
(大前委員)
技術面について担当しているが、福島第一原子力発電所の事故が何故起こったのか、どのようにしたら良いのか、そして再発防止のために日本だけでなく、世界中に参考になることがあれば提供していくことを基本として考え、検討作業を行った。1ヶ月半の間に、検討チームと一緒に事実関係の確認や技術対策等の意見交換をしたが、ほぼこの段階で担当する仕事は終了したと認識している。
(櫻井委員)
企業倫理と防災・危機管理を担当しているが、福島第二原子力発電所の視察や意見交換を行ったり、依頼した内容に係る資料を東京電力原子力改革特別タスクフォースに作ってもらったり、精力的に協力頂いた。決められたことをどのように実行するのか、これを長期間継続的に維持していけるのかの2つの観点が最も重要であるという認識で、担当の仕事をしている。これからも、訓練や研修、人事その他詳細な部分を含めて、しばしの間関与させて頂くものと認識している。
(クライン委員長)
国際活動の担当をしているが、東京電力は引き続き国際会議に出席するなど、国際的な活動に携わっていくことは非常に重要だと考える。技術的な側面に精通する私としては、実際に事故のときに何が起きたのか、どのように再発防止が出来るのか、詳細に理解したいと考えている。そのためにもこれからもオープンに透明性のある形で国際会議に積極的に参画していくことは重要である。本日は東電から意見を伺うことを楽しみにしている。

(以降、議事概要をご参照ください。)

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