チャールズ・カストー 委員

チャールズ・カストー 委員

元米国原子力規制委員会 上級管理官

就任時のメッセージ

 私は45年以上にわたり、原子炉オペレーター、また規制当局サイド、そしてオーバーサイトリーダーとして原子力業界に携わってきました。今後は東京電力の原子力改革監視委員会の一員として、原子力安全のために引き続き貢献したいと思っております。東京電力が世界最高水準の原子力事業者となれるよう組織を変革し、日本の皆さまと環境を守るために、ともに力を合わせ取り組んでまいります。

                                             

 2011年3月、私は米国からの初動対応者として来日し、米国連邦行政官の指導者を務め、福島第一原子力発電所の事故の問題解決や住民の保護のために尽力しました。私たちのチームは課題を解決するためのアドバイスやリソースを提供し、東京電力と日本政府を支援しました。私自身も、このとき「3つの災害による惨状」を経験し、このおよそ1年に及ぶ経験は、私の信念に深い影響を与えました。原子力のプロフェッショナルは、常日頃から安全かつ信頼性の高いパフォーマンスを実現するため、力を尽くす必要があります。世界のどこであろうとも、二度と事故を起こしてはいけないのです。英雄的な行為など必要としない、安全な環境を提供しなければなりません。

                                            

 日本にとってより明るい未来を実現するためには、安全で信頼性の高い、そして二酸化炭素を排出しない原子力が必要です。福島第一原子力発電所だけではなく、東京電力全体としての取り組みは社会に大きな恩恵をもたらす未来を創造します。東京電力と一緒に「挑戦するエナジー。」を体現していくことを楽しみにしております。

略歴

                                              

1985年~2013年米国原子力規制委員会

2013年カストー・グループ・コンサルティング社長